◆2025年11月期 奨励賞1作品・ 期待賞5作品 選出!◆
この度は多数のご応募ありがとうございました!11月期の受賞者の方々はこちらです!
【奨励賞】
「エスケープガール」
quu
【あらすじ】
人類と敵対するヴィランの家に生まれた少女・ルルティマ。普通の生活に憧れる彼女は、家を抜け出して一時の自由を謳歌する。しかし、ヒーローの少年・翔史と出会い、ルルティマの日常は大きく動き出す――。
【編集部コメント】
魅力的なキャラクターデザインや力の入った決めゴマが好評だった本作。アクションへの挑戦意欲も感じられました。一方で人間を描く際に苦手な角度が見受けられたり、動きが固く感じられたり、過去作品と同様の課題が残っている印象です。基礎力を底上げし、もう一段レベルアップした次回作を期待しております!
【期待賞】
「幽霊物件リビング労働生命体」
よーけん
【あらすじ】
入居者のいない築50年の古アパート。幽霊の住処になっていたそこに、一人の入居者が!あの手この手で追い出そうとする幽霊たちだが、ブラック企業でボロボロの社畜に効くよしもなく──!?
【編集部コメント】
軽妙なノリと、勢いのあるテンション高めなギャグが好評でした。画力は申し分なく、描けば描くほど磨かれていくと思うので、ぜひこのまま作品作りを続けていただきつつ、ストーリー、絵どちらも散らかってしまう部分がありましたので、引き算が身に付くとより没頭できる作品になりそうです。次回作も楽しみにしております!
「ゾのつくせいかつ!」
もんり あり
【あらすじ】
ゾンビが蔓延る荒廃した世界。人々は安全を求めて保護地区へ、ゾンビは隔離地区へ指定されるなか、どこにも行けない少年が行きついた先で出会ったのは児童療育センター「みざくら」の職員だった。
【編集部コメント】
ゾンビに対して新しい解釈、ゾンビの世界に残る福祉施設など斬新さが足された面白い本作。今後の課題としては画面を整理してシンプルなコマ割りを意識すること。主人公の目的やバックボーンを描くともっと世界に入り込めるようになると思います。次回作も楽しみにしております。
「東照門一家」
ししまる
【あらすじ】
東照門一家の跡取りである神楽と大吉。組長である父を狙う刺客をなんやかんやで拘束し、依頼主をはかせることに成功した。しかし、彼が属している組織は本来味方であるはずの松平組で…?
【編集部コメント】
テンポと勢いで押し切る感じと、ノリが非常に良かったです。ただ、序盤が少し長いのと、突き抜ける個性がまだ弱いので、画力、構成力、ネーム力のどれかがより個性として突出すると嬉しいです。
「カオルル」
ちょっきジサズ
【あらすじ】
ビジュアルは良いが、人を信用できないせいで彼女ができない赤坂薫は、最も信頼できる人間=自分の女性版と付き合うことを望んでいた。そんな中、偶然、顔も性格も自分にそっくりの蒼乃薫に出会うが、蒼乃薫も男で――。
【編集部コメント】
勢いと展開の予測不可能さが魅力的だった本作。二人の薫のやり取りの言葉選びもユーモラスで、とてもおもしろかったです。一方で、常にハイスピードすぎて読者がついていくのが難しいところがありました。会話のテンポ、そして絵に関しても緩急をつけられるようになると、さらに多くの人に楽しんでもらえると思います。次回作、お待ちしております。
「6月23日」
小霊
【あらすじ】
6月23日が誕生日の夏実。彼女の暮らす沖縄ではその日は慰霊の日。誕生日にもかかわらず兄からからかわれ、家を飛び出してしまった彼女は迷い込んだ森で何者かに追いかけられて……。
【編集部コメント】
リアルな苦悩と学びを得られる漫画でよかったと思います。ただ演出面とオチに関しては弱く、歴史とホラーが入り混じった作品なので、そこに関してもう少しはっきりできるとよいかな、と感じました。絵柄が少し古めなので、今後商業の場で活躍するにはどのように伸ばしていくのかが課題点だと思います。
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11時間前
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