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この度は多数のご応募ありがとうございました!9月期の受賞者の方々はこちらです!
【入選】
「インベーダーインマイハウス」
山田コロ
 
 
【あらすじ】
幼少期より社会から除け者扱いされてきた主人公:星野真夜は、火星のエイリアンを殺す仕事でなんとか日銭を稼いでいた。そんなとき今までに無いほど強力なエイリアンの討伐依頼を受けることに。戦闘の最中、真夜は自分の生き方について自問し始める。
【編集部コメント】
読切作品としてまとまりを見せつつ、アクションシーンで魅せてくれた本作。エイリアンの描きこみやアクションの構図に一定の評価が集まりました。
一方で真夜というキャラクター自体は描きなれていないせいか、前半と後半、また正面以外のアングルで精度が担保しきれていないことに加え、アクションシーンも一定の迫力はありつつも、静止画的な描き方になっているコマも所々見られました。キャラの動きを読者が確かに感じ取れるくらいのアクションの描き方を突き詰めていってほしいと思います。
「妻が風邪を引いたので。」
小山内ツカサ
 
 
【あらすじ】
事前に想定しておくことでいかなるトラブルにも冷静に対処してみせると自負する男、笹良来真は風邪を引いて倒れている妻のため完璧な看病をしようと意気込む。あらゆる想定をしながら完璧にこなそうとする真だったが、想定外のことが起きはじめて……?
【編集部コメント】
主人公とヒロインの可愛らしいキャラクターに評価が集まった本作。ストーリーも一定まとまっていて、読切作品として楽しく読むことができました。一方で前半のねぎの話や、後半のリンゴ等、その後の展開やそれにつながるための前段のシーンが無かったことで各シーンがぶつ切りのようにも感じられました。
二人のキャラの会話のテンポ感をより意識し、その場その場で最適なセリフを選択していけるとより読者の没入感を得られるかと思います。
【奨励賞】
「ずっとプロローグ」
月日ミソカ
 
 
【あらすじ】
シナリオライターとして生活を営むも、うだつが上がらない青年。日々感じる才能との葛藤だけでなく、生成AIの台頭による仕事の危機が迫り…
【編集部コメント】
読みやすさや構成面が好印象で、時代性のあるテーマやキャラ設定も魅力的でした。
一方で、主人公の変化や感情の深掘り・動機の伝わり方が少し弱く感じてしまい、共感のレールから外れる部分も少し見られた印象です。
盛り上げ所の演出(見せ方・絵の強度・感情の溜め)を強化できると、より刺さる作品になるかと思います!!
【期待賞】
「ジェヘナ」
夜場伊 恩納
 
 
【あらすじ】
最後の晩餐のため、包丁を握る彼女に語りかけるのは、まな板の上の真鯛。彼女に手際よく、淡々と捌かれながらも、真鯛は彼女の年齢、晩餐の内容、趣味、そして夢を問う。生きる手段なんてないと笑う彼女に真鯛が囁くのは裏切り者への復讐だった――。
【編集部コメント】
かわいらしい絵柄とパンチの強い発想が面白い作品でした。短いページ数ながらも、魚を捌く語りと話の展開を構成しており、シュールさと不穏さの表現がとても素晴らしかったです。キャラクターやストーリーが全面にでる作品もぜひ見てみたいと感じました。よりパワーアップした次回作も楽しみにしております。
「LibertiaHeroës」
異聞抜十太
 
 
【あらすじ】
「ヒーロー」がなくてはならない存在になり、誰からも敬われる社会。しかし、全盛期を過ぎて尚ヒーローを続けている父に対して、あずさは複雑な感情を抱いており――。
【編集部コメント】
ストーリー構成・テーマにマッチしたタッチが魅力的な作品でした。導入部分での設定の開示、アクションシーンで読者の興味を惹きつけることが出来ると更に強みが活きるのではないかと思います。次回作のご応募もお待ちしております!
「ベゴニアルージュ」
成田一心
 
 
【あらすじ】
使命感を以って、牢獄で看守・死刑執行人としてその手を血で染め続けている女性・ジャンヌ。ある日、他とは一風変わった死刑囚がやってきた。彼は、牢獄ではまるで意味をなさない慈悲と博愛の心に満ち溢れている。そんな彼に対して、ジャンヌは奇妙にも興味が惹かれていき――。
【編集部コメント】
作品を通して描かれた正義、悪、誠実さ…それぞれのキャラクターたちが持つ感情のぶつかり合いが、大変心に響きました。また、最後のキャラクターたちが迫られる選択も、中途半端な表現に逃げずに最後までこの世界観の中で物語を描き切ったことが、とても素晴らしかったです。次回は画力アップも目指して、次回作を期待しております。
「死灰の春」
八重歯
 
 
【あらすじ】
同じクラスの北条春香に恋焦がれる園田。しかしある日を境に、春香はぷつりと学校に来なくなる。心配と焦燥に駆られる園田の前に、姿を現した同級生の芦川は、彼女が学校に来なくなったのは上級生、尾関の暴行のせいだと告げる。「春香のために、尾関を殺そう」という芦川の誘いに一瞬の躊躇と葛藤を見せるも、園田はその誘いに乗ってしまう――。
【編集部コメント】
湿度が高い、人間の暗い部分の描写が非常に魅力的でした。一貫したテーマと作品全体で鬱屈した雰囲気を描いていて引き込まれます。人物や背景の描き込み、キャラクターの行動心理など、伝えたいことや情報を整理し、描けるとさらに磨かれた表現になると思います。次回作も楽しみにしております。
多数のご応募ありがとうございました!
みなさんの応募をお待ちしております!
 
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					9時間前
					
					
					
					
	
					
					
					
					
				
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