◆2023年7月期 佳作1作品、応援賞2作品選出！◆
この度は多数のご応募ありがとうございました！7月期の受賞者の方々はこちらです。
燕麦メイ
・あらすじ
北と南、大国同士の争いの最中。
南の魔法兵である「ギェナー」は北へと攻め込み、国境で待ち受ける"魔女"と相対する。渾身の魔術で自分もろとも焼き尽くそうとしたギェナーだったが、目覚めるとそこは魔女の家だった──。
・編集部コメント
作品を通して絵の密度が高く、物語の構成に対して特に評価が高かった本作品。主人公の複雑な心境や、それを包み込んで新しい生き方を提示する"先生"のキャラクターを上手く描いていたと感じました。壮大な始まり方を提示しながらも、物語としては主人公にしっかりフォーカスを当てて描ききっているので、読みやすくまとまっていた印象です。一方で、見開きや決めのコマに関しては、描ききれていないように感じられました。構図に関わらず絵の完成度を揃えることができれば、作品の盛り上がりをより感じやすくなるのではないかと思います。次回作も期待しております。
田中箱
・あらすじ
できる限りのお金と時間を使って好きなアーティストのライブに行く"すもも"。 無意識にファンをランク付けする彼女は、ライブ初参加の"凛子"との会話を通して、 「本当のファン」とは何かを考える……。
・編集部コメント
表情がイキイキ描けていて、推しへの爆発する思いやいき過ぎてしまう感情を30Pで余すとこなく描ききっています。3次元の推しがいる人など同じような経験がある人には特に強く刺さりそう。コマ割りや表情以外の部分の描き方にもう少し気を配れるとグッと読みやすくなりますので、次回作ではこの点を意識してみてください。
古林けやき
・あらすじ
音痴だとバカにされた経験がトラウマとなり、人前で一切歌わなくなった主人公「野戸 響」。ある雨の日、屋上で一人歌を口ずさんでいると、クラスの女子「設楽 詩乃」に偶然聞かれてしまう──。
・編集部コメント
「音痴」という素朴にも見える悩みにフォーカスしている本作ですが、特にキャラクターの描き方に評価が集まりました。1ページ目から主人公の性格やトラウマが丁寧に明示されていて、キャラクターに感情移入ができる作りになっていました。次回作では作品を通して絵の密度や精度が整うことに期待したいです。
・『輪廻転生エクソシスト』朱莉ゆう
・『鍼灸ってこんなトコ！』ジンコロ
・『ドライブ・トゥ・リベルテ』ZXX
・『ガチ恋おじさん』たいら恋太
・『魔女の娘』十葉かさね
8月期の結果発表は10月末！
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